「思考力を育てる」を第一とする!
世の中には、いろいろな塾があり、それぞれの特色があるかと思います。 そんな塾の中において、こがねい数学塾が一番重視するもの・育てたいものが「思考力」です。
数学という科目は、その「思考力」が一番問われる科目であり、思考力の有無が点差として如実に現れます。 受験のためだけではなく、人生を生き抜くうえで非常に大切な力「思考力」を数学の学習を通して育てていきましょう。
小学校卒業時点での「大差」
「思考力」という点において、小学校卒業時点で大差があります。 ちょっとした差ではないと感じております。 難しい問題を短時間でさらっと解ける子もいれば、簡単な問題がまったく解けない子もいます。 ちょっとしたヒントだけで、すぐに問題の本質を理解する子もいれば、何度も時間をかけて教えても理解できない子もいます。 この差は、簡単には埋められない大きな差なのです。
中学に入ってからの勉強量の差ではない
中学に入ってからの勉強量の差で、大きな差ができるのではないと思われます。
中学に入って、定期試験などが行われるようになります。周りの子の成績などを気にしながら、 多くの子が勉強に取り組むことになるでしょう。だから、「成績の差」は勉強量の差ではなく「思考力の差」ではないでしょうか。 事実、大手教育関連の出版業界が調べた調査では、成績の良い子と悪い子の一週間の勉強時間の差がほとんどなかったとのことです。
みんな、周りの目を気にしつつ、それなりには勉強をやっているのです。
なぜこんなに差がつくのか?
それは小学校卒業までの家庭環境や教育環境によるものが大きいと思います。 12歳まで、どれだけ頭脳を使ってきたかによります。 それは、塾などに通って、中学受験などの勉強をしてきたからとも限らないようです。
小学校時代の勉強量というよりかは、勉強や遊びの中で、「どれだけ頭を使ってきたか」の差といえるでしょう。 (※私は、勉強よりもむしろ「遊び」のほうが重要だと捉えており、 大人が作った既成の娯楽やゲームではなく、自分で創意工夫して、自らが創作した遊びをどれだけ楽しんだかが重要だと感じております。)
すぐに答えにたどり着ける問題ばかり解いていたり、先生や親御さんが熱心に教える環境にあれば、思考力は育ちません。 考えなくても、問題解決するからです。
必死になって頭脳を使うから思考力がつく
基本的に、その時点での知力におけるワンランク上の問題は、簡単には問題解決しません。 簡単に問題解決できないから、必死になって考えるのです。必死になって這い上がろうとするのです。 他力を使って、簡単に問題解決してしまったら、力はつきません。
取り返すことはできるのか?
大きく開いている「思考力の差」を、なんとか縮め、追い越こしたい。 そのために数学を真剣に取り組むということです。
思考力を養うのに、理科・社会・英語ではなく、数学が最適だと、多くの方は感じるでしょう。
中学からであっても、考え方を変え、勉強姿勢を変え、思考形態を変えて行けば、差は縮まっていくものです。 前を行く人を追い越すことも可能です! 実際、最初はまったくできなかった子が、徐々に考えるようになり、力をつけて行く姿を目にしてきました。 指導者としては、子供がそのように成長してくれることは嬉しいものです。
とにかく自らの意思で、頭脳を使う習慣をつけることです。
「面倒見の良い教育」の否定
以上のことより、少なくとも当塾は、いわゆる「面倒見の良い塾」ではありません。 「懇切丁寧」「手とり足とり」をご希望されるのであれば、ご遠慮いただきます。
できない子はずっと甘える
助けを呼べば先生が駆けつけてくれて、懇切丁寧な説明をしてくれる・・・ そんな環境があれば、できない子はどんどん甘えます。だからいつまでたってもできないのです。
「懇切丁寧」って、いい塾に見えますか? 私は、塾の広告文言としては間違っているようにと感じます。 私の考えとは全くの真逆です。人は育たないと思います。
できる子は、教えてしまう先生を嫌う
できる子は、自力で考え、問題解決することに幸せを感じますので、すぐにヒントを言ってしまったり、 すぐに解き方を教えてしまう先生を嫌います。これは経験上、断言できます。
推理小説の最後はどうなるのか?!ワクワクしながら読んでいる人に、最後の結末をポロっと言ってしまったら怒るでしょう。 それと同じ感覚です。数学というアドベンチャーを楽しんでいる子の楽しみは、 自らの頭脳を使って問題を解くことです。その楽しみを先生が奪ってはいけません。
塾の教育方針・基本原則
懇切丁寧・手とり足とり教えない!
とにかく、生徒の頭脳をフルに使わせることを第一とします。
くどいようですが、「懇切丁寧」「手とり・足とり」「おんぶに抱っこ」の指導はしません。
無思考な質問には答えません!
何にも考えずに、質問する子がいます。 悩んだ形跡もない質問に対しては、答えません。思考力が育たないからです。 ちょっと、調べればわかること、過去のプリントにフィードバックするべき場合に、先生が安易に答える対応をしていると、このような子供はどんどん甘えます。
ただし、よく考えたうえで、「適切な質問」=「適切な疑問文」を投げかける生徒には、その質問の答えをいうのではなく、 生徒が頭脳を働かせ、自らの思考で解決できるよう導くヒントを与えます。
ただかまってほしいだけの甘えた質問にはいっさい答えません。また、それによる苦情も受け付けません。