【こがねい数学塾】小金井市の塾、進学塾

宮本先生のご紹介

ここで他の塾の先生になりますが、宮本算数塾の宮本哲也先生をご紹介したいと思います。 (※ 宮本先生とは特に面識があるというわけではございません。一度、お会いしたいなと思っております。)

難関私立中学の受験において驚異的な成績を出す塾として有名になりましたので、 中学受験をされた親御さんなどは、もしかしたらご存じの方も多いかもいらっしゃるかもしれません。

入塾試験を行わない。つまり、最初から賢い生徒ばかりを募集していないにも関わらず、 最終在籍生徒の約85%が難関中学の開成、麻布、栄光、筑駒、桜蔭、フェリスなどに進学していくそうです。 テレビでもご紹介され、芸能人を生徒として、その授業を公開するという番組もございました。

宮本哲也先生が、世間一般に注目されたのは2006年12月の『情熱大陸』(TBS系)からだそうです。 2014年3月放送の『全力教室』(フジテレビ系)にも出演されました。 私も教育者の端くれとして、ぜひともそのエッセンスを学びたいと真剣に観ました。とにかく研究です。

なぜ、宮本先生をご紹介したいかといいますと、私自身、数学講師デビューをして、初めての数か月、 本当に悩みました。懇切丁寧、何度も何度も教えてもできない子はまったくできない。

“ザルで水を掬っているのと同じ”

感覚としては、そんな感じです。やってもやっても授業が無駄になる。 ワンパターンの「作業」を丁寧に何度も何度も教えれば、できない子もできるようになります。 しかし、1か月もしないうちに、綺麗さっぱりに忘れてくれます。 ワンパターンの作業を丸暗記させたところで、本質となるものが何も身についていなければ、 すべてが水の泡です。

なんで伝わらないのか?なんでできるようにならないのかは、薄々は感じておりました。

本の紹介

そんな頃、宮本先生のことを思い出し、先生の著作を買って読んでみようと思い、 すぐさま購入したのが上の3冊の本です。

すべてがお薦めの本ですが、1作目の「強育論」(写真、一番左)は特にお薦めです。 まず、ご購入されるのでしたが、1作目から読まれるのがよいでしょう。

宮本先生のおっしゃっていることは当たり前のこと

先に謝っておきます!ごめんなさい! こんな見出しをつけると、宮本先生および先生の理解者の皆さまから怒られそうです。

しかしながら、先生の教育哲学は、数学の教育現場に立ち、半年も経験すれば気がつくことだと思います。 先生ご自身も若いころ、一生懸命・懇切丁寧指導を行っていたそうです。そういう指導は「さんざんやりました」とおっしゃっていたのが印象的です。 でも、それは違う。教育メソッドの転換を図らなければいけないと考え、今のような指導になったのでしょう。

私自身も、「ザルで水を掬っている」のを、この先100万回やったところで、その生徒はできるようにならないと感じました。 元々、自分の頭で物事を考えるということがない生徒に、先生がどんな説明をしても、自分で考えないのですから、頭には入っていきません。 なんとなく説明を聞いて、“分かったつもり”になっているだけです。