『林先生が驚く 初耳学』というテレビ番組で、 「特に必要な教科は?」というテーマにおいて、「圧倒的に大事なのは数学」と 答えておられました。
これは数学塾の先生としては嬉しい限りであり、私なんぞが主張するよりも100倍説得力があるものだと、 感謝の気持ちでいっぱいになりました。
林修先生といえば、東進ハイスクールの「現代文」の講師で、「いつやるか?今でしょ!」というCMで有名になった先生です。 現代文の先生なのに数学を重視する理由は、学問の根底に「思考力」というものが土台としてあり、 それが最も重要だとお考えなのだと思います。
私も林修先生と同じく、『論理的に考える力(数学的思考力)』と母国語をベースとした『国語力』が、最も大切な土台だと考えます。 数学と国語は、英語・理科・社会とは並列に置くことはできない科目だと捉えております。
土台がまったく違う
中学に入り、勉強ができるできないの差は、根本的に「土台」が違うのです。
土台が違えば、その上に乗る情報も違ってきます。
ある塾の先生は「人によって搭載しているCPUがまったく違う」という表現をしているかたもおられました。 CPUとはコンピュータの中に入っている処理装置(中央処理演算装置=セントラル・プロセッサ・ユニット)のことです。 面白い表現だなあと思い、その塾の先生の言葉を聞いておりましたが、私も同様のことを感じます。 そもそもの頭脳の土台がまったく違うのです。
この頭脳の土台を作る科目が「数学」だということです。 もちろん人間の思考力を養うのは数学に限るということはありませんが、 一番シンプルで、明確な指標が現れるのが数学だといえるでしょう。
身体の成長が著しい成長期は、身体だけではなく頭脳も発達します。 成長期は脳を鍛える大切な時期なのです。 「数学」で頭脳を徹底的に鍛えましょう!