こがねい数学塾で扱う教材は、基本的にすべて私が手で作ったプリントです。 毎回、パソコンに入っているデータをプリントアウトし持って行きます。 偏差値40くらいの子でも、読んだら理解できる記述を心掛けております。 式の計算も、市販の参考書やなどでは普通、省略される計算も、丁寧に記述してあります。 長年の数学教育に関わっているうちに書き溜め、手を加えてきた問題集です。

重要コンセプトで書いた教育哲学には矛盾しているようですが、丁寧に書かれた文章を逐一理解しながら読み解いていくのは「生徒の頭脳」です。 読んで理解するという頭脳ワークを自分の意思で行うことは、手とり足とりの教育ではありません。 能動的な頭脳の使い方をしていることになります。

◆ 他の塾と勝負するために、同じような教材を使っていてはダメ

これはどんなビジネスにおいてもいえることですが、 ライバルとの差別化を図るために同じ道具を使っていてはいけないという考えからです。

教材会社から、テキストを購入すれば、早いのでしょうが、教育というものを真剣に追及すれば、自らの手で書いた教材を使いたくなるものです。

たとえば、中学3年生で習う「2次方程式の解の公式」の導出に関しては、A4サイズのプリントで6ページあります。 どうして、そのような計算をするのか、「意義」をしっかりと説くことと、丁寧な計算過程を書いていくと、それくらいの分量になります。

数学が苦手な子は、これらの理論を無思考に丸暗記する傾向があるので、 どこを覚えるだけでよいのか、どこを覚えなくてもいいのかのアドバイスも記述してあります。

塾で扱う教材に関しては、おそらくどこの塾よりも「懇切丁寧」・・・そして、ディープなところまで書いてあるつもりです。

自分の頭をしっかり使ってじっくり読み、手を動かしながら問題を解いてもらえれば、着実に実力はつくでしょう。