【基本】文章題(中学1年)
(1)折り紙を何人かの子供に分けるのに、1人に5枚ずつ分けようとすると10枚足りない。 また、1人に3枚ずつ分けると22枚余る。子供の人数と折り紙の枚数をそれぞれ求めなさい。
(2)みかんを袋に入れていくとき、1枚の袋に5個ずつみかんを入れると30個余った。 そこで、1枚の袋に6個ずつみかんをいれたところ、みかんが1個だけ入った袋が1つできて、 それ以外の袋には6個ずつのみかんが入った。袋の枚数とみかんの個数をそれぞれ求めなさい。
解答
(1)子供の人数を$x$人とする。この子供の人数$x$人を使って、折り紙の枚数を表現する。 「1人に5枚ずつ分けようとすると10枚足りない」ということから、折り紙の枚数は、$5x$より10枚少ない。
よって、$5x-10$(枚)・・・①と表現できる。
また、「1人に3枚ずつ分けると22枚余る」ということから、折り紙の枚数は、$3x$より22枚多い。
よって、$3x+22$(枚)・・・②と表現できる。
①式と②式は、折り紙の枚数を表現したものなので、等しいといえる。 等号で結んで、$5x-10=3x+22$。これを解く。
$5x-10=3x+22$ → $5x-3x=22+10$ → $2x=32$ ∴ $x=16$(人) ・・・(答)
折り紙の枚数は、①式または②式に$x=16$を代入して、
$5\cdot 16-10=70$(枚) ・・・(答)
(2)袋の枚数を$x$枚とする。この袋の枚数$x$を使って、みかんの個数を表現する。
「1枚の袋に5個ずつみかんを入れると30個余った」ということから、みかんの個数は、$5x+30$(個)・・・①
「1枚の袋に6個ずつみかんをいれたところ、みかんが1個だけ入った袋が1つできて、 それ以外の袋には6個ずつのみかんが入った」・・・これは、みかん6個の袋が$x-1$(袋)できて、 残り1枚の袋に1個だけ入っているということ。
みかんの個数は、$6(x-1)+1$(個)・・・②と表現できる。
①式と②式は、どちらもみかんの個数を表現したものだから等しく、$5x+30=6(x-1)+1$
これを解く。$5x+30=6x-6+1$ → $5x-6x=-6+1-30$ → $-x=-35$
∴ 袋の枚数:$x=35$(枚) ・・・(答)
みかんの個数は、①式に$x=35$を代入し、$5\cdot 35+30=205$(個) ・・・(答)