【こがねい数学塾】小金井市の塾、進学塾

【基本】文章題(中学1年)

(1)兄と弟でお金を出し合って3600円の品物を買った。このとき、兄と弟の出した金額の比は5:4であったという。 兄と弟はそれぞれいくら出したか求めなさい。

(2)姉は850円、妹は350円持っている。姉と妹の持っているお金の比を5:3にするには、姉は妹に何円あげればよいか。

解答

(1)兄と弟の出した金額の比が5:4とわかっているので、整数$x$を使って兄と弟の出した金額を兄:$5x$(円)と弟:$4x$(円)と表現できる。

この数式の意味は、例えば、$x=100$のとき、兄:500円・弟:400円となり、5:4の金額の比率は保たれる。 つまり、兄:$5x$(円)と弟:$4x$(円)を足したら、3600円となるような$x$の値を見つければよい。 方程式にすると、$5x+4x=3600$となる。これを解く。

$5x+4x=3600$ → $9x=3600$ ∴ $x=400$

これを兄:$5x$(円)と弟:$4x$(円)に代入する。

兄:2000(円)・弟:1600(円)となる。 ・・・(答)


(2)「姉は850円、妹は350円持っている」ということから、2人の持っている合計金額は、850+350=1200(円)

これを5:3に分けたときの姉と妹の金額を整数$x$を使って数式にすると、姉:$5x$(円)・妹:$3x$(円)となる。 合計金額が1200円だから、$5x+3x=1200$。これを解く。

$5x+3x=1200$ → $8x=1200$ ∴ $x=150$

最終的に1200円を5:3に分けるということは、姉:$5x$(円)・妹:$3x$(円)の$x$に$x=150$を代入して、姉:750円・妹:450円になればよいことがわかる。

以上より、姉は妹に100円あげればよい。 ・・・(答)