【基本】文章題(中学1年)
(1)水槽Aには200L、水槽Bには150Lの水がはじめに入っている。水槽Aからは毎分6L、 水槽Bからは毎分5Lの割合で同時に水を抜きはじめるとき、Aの水の量がBの水の量の2倍になるのは、 水を抜きはじめてから何分後か。
(2)水槽Aには毎分2L、水槽Bには毎分4Lの割合で水を入れている。10時0分に水の量を調べたところ、 Aが120L、Bが100Lであった。水槽Aの水の量が水槽Bの水の量の3倍である時刻は何時何分か。
解答
(1)水を抜きはじめてから$x$分後に、Aの水の量がBの水の量の2倍になるものとする。
A | B | |
---|---|---|
最初の水の量 | 200(L) | 150(L) |
1分当たりの流出量 | 6(L/分) | 5(L/分) |
$x$分後の水槽の水の量 | $200-6x$(L) | $150-5x$(L) |
「Aの水の量がBの水の量の2倍」ということは、Bの2倍がAと釣り合うということだから、$200-6x=2(150-5x)$。これを解く。
$200-6x=2(150-5x)$ → $200-6x=300-10x$ → $4x=100$
∴ $x=25$(分後) ・・・(答)
(2)10時0分の時点から$x$分後に、水槽Aの水の量が水槽Bの水の量の3倍になるものとする。
A | B | |
---|---|---|
0分時点の水の量 | 120(L) | 100(L) |
1分当たりの流出量 | 2(L/分) | 4(L/分) |
$x$分後の水槽の水の量 | $120+2x$(L) | $100+4x$(L) |
「Aの水の量がBの水の量の3倍」ということは、Bの3倍がAと釣り合うということだから、$120+2x=3(100+4x)$。これを解く。
$120+2x=3(100+4x)$ → $120+2x=300+12x$ → $-10x=180$
∴ $x=-18$(分後)
方程式を解くと、$x$の値が負の値になった。これは10時0分時点から18分前の状態を意味する。 「Aの水の量がBの水の量の3倍」になっていたのは、9時42分 ・・・(答)
10時0分の時点で、すでに3倍の差はなく、Bのほうが流入量が多いことから、 10時0分より後に3倍の差に開くことはありえないことは予想できる。